CAD患者対象のDOAC 試験、早期中止に
中間解析でリバーロキサバンがMACEリスクを有意に抑制
2017年02月14日 17:00
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ドイツ・Bayer社と米・Janssen Research & Development社(以下、Janssen社)は2月8日、冠動脈疾患(CAD)および末梢動脈疾患(PAD)の患者約2万7,000例を対象とした直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)リバーロキサバン(商品名イグザレルト)の第Ⅲ相試験であるCOMPASS※試験を予定よりも早期に中止したと発表した。中間解析の結果、主要評価項目〔心血管死、心筋梗塞、脳卒中を含む主要心血管イベント(MACE)〕が達成され、アスピリン単剤と比べたリバーロキサバンを含む治療レジメンの優越性が示されたため、独立データモニタリング委員会(DMC)の勧告を受け中止を決定したとしている。最終解析の結果は年内に関連学会で発表される予定だとして、今回は具体的なデータは明らかにされていない。