新規MAO-B阻害薬、早期PDの長期有効性は?

 パーキンソン病(PD)はアルツハイマー病(AD)に次いで頻度が高い中枢神経変性疾患であり、日本人の有病率は人口10万人当たり100~150人と推定されている。順天堂大学脳神経内科教授の服部信孝氏らは、早期PD患者を対象に選択的モノアミン酸化酵素B(MAO-B)阻害薬ラサギリンの長期投与における安全性と有効性を検討。安全性に大きな問題は認められず、長期にわたりPDの運動症状を改善したことを第12回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス(MDSJ 12、7月5~7日)で報告した。