ミクログリアが神経回路の発達に不可欠

 広島大学大学院教授の橋本浩一氏らの研究グループは、脳の免疫細胞である小膠細胞(ミクログリア)が小脳皮質の神経回路の生後発達に重要な働きをすることを突き止めた。詳細はNat Commun(2018; 9: 2830)に発表した。今回の研究結果は、自閉症や統合失調症など精神・神経疾患の病態の理解と治療法の解明につながることが期待される。