計画分娩で低リスク妊婦の帝王切開を回避

 健康な未経産婦では妊娠39週に計画分娩した場合、自然分娩と比べて周産期死亡または重度の新生児合併症の発生率を上昇させずに帝王切開率を低下させられる。米国立衛生研究所(NIH)傘下機関の国立小児保健発達研究所(NICHD)のWilliam A. Grobman氏らは「低リスクの未経産婦において、妊娠39週での選択的誘発分娩(計画分娩)は自然待機分娩と比べて周産期死亡または重度の新生児合併症の複合アウトカムリスクを低減させる」という仮説を検証するオープンラベル多施設ランダム化比較試験ARRIVEの結果をN Engl J Med2018; 379: 513-523)で報告した。