小児のCAR-T細胞療法、毒性管理にGL

 米・University of Texas MD Anderson Cancer Center とPediatric Acute Lung Injury and Sepsis Investigators(PALISI)Networkのグループは、キメラ抗原受容体発現T(CAR-T)細胞療法を受ける小児患者の管理ガイドライン(GL)をNat Rev Clin Oncol(2018年8月6日オンライン版)に発表した。米国で同療法が小児および若年成人のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(ALL)患者に対する治療法として初めて承認されてから約1年が経過したが、高い寛解率が得られている一方で、サイトカイン放出症候群(CRS)などの毒性が問題となっていた。今回発表されたGLには、こうした毒性の管理を中心とした推奨項目がまとめられた。