ザリガニが蚊媒介疾患を増やす?

 米国の南カリフォルニアでは、湿地の侵略者ザリガニ(ここでは全てアメリカザリガニを指す)の増加が深刻な問題となっている。米・University of California, Los Angeles(UCLA)のGary Bucciarelli氏らは「ザリガニの増加は、ヒトにも影響を与える世界的な問題だ」と述べている。ザリガニが水生生物を捕食することで、捕食者と獲物の関係を混乱させ、生態系のバランスを崩壊させるためボウフラ(蚊の幼虫)が増えて蚊媒介疾患の増加につながるという。詳細はConservation Biology(2018年8月6日オンライン版)に発表された。