経管栄養が重度認知症の生存期間を延長
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重度の認知症に対して経管栄養を導入すると肺炎発生率が減少し生命予後が延長すると、岡山大学大学院精神神経病態学の竹之下慎太郎氏が第33回日本老年精神医学会(6月29日~30日)で報告をした。岡山県内の精神科専門病院9施設と同大学が共同で後向きに行った研究で、重度認知症に対する経管栄養は肺炎発症リスクを高め生命予後を悪化させるという従来の見方に反する結果だった。同氏は「この報告は、重度認知症患者へ積極的に経管栄養の導入を勧めることを意図していない。経管栄養の導入を判断する際の一助となることを期待している」と述べた。