ROS1/TRK阻害薬entrectinibで深く持続的な奏効

 ROS1/トロポミオシン受容体キナーゼ(TRK)阻害薬entrectinibの有効性と安全性を評価した3件の第Ⅰ/Ⅱ相試験の統合解析から、ROS1融合遺伝子陽性(ROS1陽性)の進行非小細胞肺がん(NSCLC)に対し、entrectinibは臨床的に意義のある深い奏効をもたらし、持続的な効果を発揮することが示された。また、有害事象の多くは減量や投与の中断で管理可能だった。米・University ColoradoのRobert C. Doebele氏が第19回世界肺癌学会議(WCLC 2018、9月23~26日、トロント)で報告した。