腹部大動脈石灰化が心発作リスクを予測

 心血管疾患は世界的に主要な死因の1つで、将来の心血管イベントリスクの正確な評価は重要である。10年間の冠動脈疾患の発症を予測する指標としてフラミンガムリスクスコア(FRS)があるが、FRSで評価された患者の多くは不確定なリスクカテゴリーに分類されるため、追加の非侵襲的検査の施行が促される。米・University of Wisconsin School of Medicine and Public Health のStacy D. O'Connor氏らは「CTによる腹部大動脈石灰化(AAC)の測定値が将来の心血管イベントの強力な予測因子となることを見いだした」とRadiology(2018年10月2日オンライン版)に報告した。