昇降式デスクで坐位時間短縮

 事務職の労働者は勤務時間の70~85%を坐位で過ごすが、坐位時間が長いと2型糖尿病や心疾患、一部のがんおよび死亡のリスクが上昇し、仕事に取り組む姿勢にも悪影響を生じることが知られている。英・University of LeicesterのCharlotte L. Edwardson氏らは、高さ調節可能で立位でもパソコン業務が行える昇降式デスクの効果を通常のデスクと比較するランダム化比較試験(RCT)Stand More AT (SMArT)Workを実施。昇降式デスクは坐位時間を短縮し、職務遂行能力や精神的健康に好影響を及ぼす可能性があることが示されたとBMJ(2018; 363: k3870)に発表した。