"非表示成分"が食物アレルギーの原因に

 オランダ応用科学研究機構および同国・Utrecht UniversityのW. Marty Blom氏らは、成人食物アレルギー患者157例を対象に前向きコホート研究を実施。1年間に発症した偶発的食物アレルギーの原因として、研究対象となった食品51品目中19品目(37%)で食品成分表示にないアレルゲンが同定されたとJ Allergy Clin Immunol2018 ; 142: 865-875)で報告した。中でも意図せず食品中に含まれる牛乳は、アレルゲンおよびアレルギーの管理で特に注意を要するという(関連記事「食物アレルギー患者の安全を確保するには」)。