年齢制限撤廃で小児にも広がる舌下免疫療法

 今年2月に治療薬の適応が拡大し、年齢制限が撤廃された舌下免疫療法が小児(12歳未満)にも広がりつつある傾向が、今年(2018年)6月にダニアレルギー性鼻炎を診療している医師を対象としたMedical Tribuneのアンケートで示された(関連記事「ダニアレルギー性鼻炎アンケート①」)。同療法に詳しい日本医科大学大学院頭頸部・感覚器学分野教授の大久保公裕氏の解説を交えて結果を報告する。
※対象は、Medical Tribuneウェブの医師会員405人(診療科の内訳は耳鼻咽喉科72人、アレルギー科36人、小児科88人、一般内科209人で、勤務形態は勤務医が219人、開業医が186人)。なお、診療全体の2割以上をダニアレルギー性鼻炎患者に充てていることを回答条件とした。