親はなぜHPVワクチンを拒否するのか

 米国では2006年に女子、2009年には男子で9歳からヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種が承認されたが、2017年の接種率は65.5%といまだ低いことが指摘されている。米・Johns Hopkins MedicineのAnne Beavis氏らは、HPVワクチンに関するアンケート結果の解析から、親が子供にHPVワクチンを接種させなかった理由として「安全性への懸念」や「必要がない」などの回答が多かったことをJ Adolesc Health(2018; 63: 652-656)に発表した。