腫瘍循環器学会が始動!

 がんと循環器疾患が重なる領域を扱う新しい臨床研究分野として「腫瘍循環器学(Onco-CardiologyまたはCardio-Oncology)」が注目を浴びている中で、昨年(2017年)10月、わが国において日本腫瘍循環器学会が設立された。今月(2018年11月)3~4日に開催された第1回学術集会の理事長講演では、理事長で東京大学大学院循環器内科学教授の小室一成氏が、「本学会を通じて、がん患者とがんサバイバーの生命予後ならびにQOL改善のためにがん専門医と循環器専門医が連携して活動していきたい」と述べ、医療関係者への協力を呼びかけた。