ステロイド抵抗性に感染が関与

 同種造血幹細胞移植(allo-SCT)後に生じる合併症の1つである急性移植片対宿主病(GVHD)の中でも、消化管急性GVHD(GI-GVHD)は重篤でステロイド抵抗性を示した症例の予後は特に不良である。第80回日本血液学会(10月12〜14日)において、北海道大学病院血液内科の白鳥聡一氏が、GI-GVHD発症時の感染症合併がステロイド抵抗性発現のリスク因子であると報告した。