睡眠・覚醒が双極性障害と密に関連

Takaesu およそ24時間周期で生体リズムをつかさどる概日リズム(サーカディアンリズム)。近年、概日リズムの乱れがうつ病や双極性障害などの気分障害の病態と密接に関連することが報告されている(関連記事)。第28回日本臨床精神神経薬理学会/第48回日本神経精神薬理学会(CNPNP 2018、11月14〜16日、東京)のシンポジウム「精神神経疾患と睡眠の新たな関係」では、杏林大学精神神経科学教室講師の高江洲義和氏が登壇。概日リズム障害と双極性障害の関連についてエビデンスを紹介するとともに、断眠・光療法や暗闇療法など時間生物学的治療の有効性について言及した。