高齢者の多くが合わない眼鏡をかけている

 視力障害は高齢者に多く見られ、健康状態やQOLを低下させる他、日常生活活動の依存度を増加させる。フランス・Université de BordeauxのCatherine Helmer氏らは、フランスで実施されたコホート研究の参加者を対象に集団ベースの横断解析を実施し、高齢者(78歳以上)の約40%は、適切な眼鏡を用いれば改善可能な矯正不良の視力障害(近視、遠視、乱視など)を有しているとJAMA Ophthalmol(2018年9月20日オンライン版)に報告した。