潰瘍性大腸炎にバイオシミラーは有効か?
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潰瘍性大腸炎(UC)治療に使用できる生物学的製剤として、今年(2018年)11月に新たにベドリズマブが加わり、計4剤の時代になった。生物学的製剤がUCの寛解導入・維持率、手術回避率の向上に大きく寄与している一方で、医療費高騰を招いているのも事実である。欧州ではバイオシミラー(BS)に対する信頼性が高まり、先行品から切り替える動きも出ているが、わが国ではBSに関する報告はまだ少ない。地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター炎症性腸疾患内科部長の吉村直樹氏は、UC患者にインフリキシマブ(IFX)の後続品(IFX-BS)を導入し、その有効性と安全性を検証。その結果について、先行品からIFX-BSへの切り替えによる医療費削減効果を含め、第73回日本大腸肛門病学会(11月9~10日)で報告した。