新敗血症診療GL、クリニカルクエスチョン案公表

 日本救急医学会と日本集中治療医学会が共同で作成を進めている『日本版敗血症診療ガイドライン2020』(J-SSCG2020)でクリニカルクエスチョン(CQ)案がまとまったことが、第46回日本救急医学会(11月19~21日)の両学会合同シンポジウムで公表された。J-SSCG2020では、現行のJ-SSCG2016のテーマ領域に新たに4領域を加え、合計22領域班で構成される。J-SSCG2020作成特別委員会委員長で大阪大学病院高度救命救急センター准教授の小倉裕司氏は「今春に準備委員会が発足、7月に委員会が結成され、両学会から12人ずつの委員が参加、多くの議論を重ね、このたびCQ案がまとまった」と説明。12月3日には両学会のホームページに掲載され、パブリックコメントの募集を始めた。ガイドライン(GL)は2020年中の発行を目指している。