乳がんにトラスツズマブの抗体-薬物複合体
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再発リスクが高いHER2陽性早期乳がん患者の術後療法として、抗体-薬物複合体トラスツズマブエムタンシン(T-DM1)はトラスツズマブ単剤と比べて浸潤がんがない生存期間(IDFS)を有意に延長し、再発や死亡リスクを50%低下させた。術前に化学療法と抗HER2抗体の投与を受け、手術標本で乳房または腋窩リンパ節に浸潤がんの遺残を認めたHER2陽性早期乳がん患者を対象にT-DM1とトラスツズマブ単剤を比較した多施設共同非盲検第Ⅲ相ランダム化比較試験KATHERINEの結果を、米・Virginia Commonwealth University Massey Cancer CenterのCharles E. Geyer氏らが、サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS 2018、12月4~8日、米・サンアントニオ)で発表した。詳細はN Engl J Med(2018年12月5日オンライン版)に同時掲載された。