免疫関連有害事象に逆引きマニュアル作成

 非小細胞肺がんなど、がん治療における免疫チェックポイント(CP)阻害薬の適応は拡大を続けているが、使用機会の増加に伴い、免疫関連有害事象(irAE)の発生も増えている。市立長浜病院(滋賀県)呼吸器内科の野口哲男氏は、非専門医でもirAEの症状を見逃すことがないよう、症状から疾患名の逆引きが可能なマニュアルを作成。第59回日本肺癌学会(11月29日〜12月1日)でその概要と有効性を報告した。(関連記事「免疫チェックポイント阻害薬による肝障害」「免疫CP阻害薬による内分泌障害指針を公表」)