ラマからマルチに効くインフルワクチン開発
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インフルエンザの予防にはワクチン接種が効果的だが、ワクチンに含まれるウイルス株が流行株と一致しない場合や高齢者および免疫が低下している人では効果が限定的である。この問題を解決しうるワクチンが登場した。米・Scripps Research InstituteのNick S. Laursen氏らは、ラクダ科の動物・ラマから分離した抗体を用いて、H1N1など多様な亜型を持つA型、B型インフルエンザウイルスに対する長期的な予防効果を有する「ユニバーサル抗体」を開発したとScience(2018; 362: 598-602)に発表した。