女性アスリートの疲労骨折リスク指標を同定

 慶應義塾大学先進運動疾患治療学寄附講座特任准教授の宮本健史氏らは、女性アスリートの疲労骨折リスクの指標となるバイオマーカーを同定した。56人の女性アスリートを調べたところ、疲労骨折経験者は未経験者に比べ、運動後に高値を示すことで知られているクレアチンキナーゼ(CK)と乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)が有意に高かった。また、骨形成マーカーであるオステオカルシン(OC)と低カルボキシル化オステオカルシン(ucOC)が有意に低いことも判明。これら4項目は女性アスリートの疲労骨折リスクを知るバイオマーカーとして有用と考えられた。詳細はSci Rep2018年12月21日オンライン版)に掲載された。