催眠療法がIBSの症状軽減に有効

 腹痛、腹部膨満、下痢・便秘などの症状でQOLを著しく低下させる過敏性腸症候群(IBS)。世界各国の有病率は数%~20%程度と高く、IBSに対する薬物療法や食事療法が無効な患者も少なくない。そのため、催眠療法の効果が検討されているが、その多くは限られた高度専門施設で行われているのが実状だ。そこで、オランダ・University Medical Centre UtrechtのCarla E. Flik氏らは、一次または二次治療を受けている成人のIBS患者354例を対象に、催眠療法の有効性を検証する多施設ランダム化比較試験(RCT)を実施した。その結果、催眠療法は教育および対症療法に比べて症状軽減に有効であったと、Lancet Gastroenterol Hepatol(2019; 4: 20-31)で報告した。(関連記事「慢性痛治療における催眠活用の可能性を検討」)。