糖尿病による筋力低下の仕組み解明

 2型糖尿病に伴う筋力低下は細胞内カルシウムイオン(Ca2+)の調節障害により起こり、それらが運動により改善できることを、順天堂大学の研究グループが見いだした。糖尿病による筋力低下は筋肉量の減少が原因と考えられてきたが、最近では筋肉の質の低下により起こることが分かってきている。今回の成果は、この「筋肉の質の低下」の機序を突き止めた研究として評価されている。詳細は、J Appl Physiol2018年11月15日オンライン版)に報告された。