減酒ができれば禁煙も?

 新年の抱負に禁煙が含まれる人は、酒量を減らすことも考えた方がいいかもしれない。ニコチン代謝速度の指標であるニコチン代謝物比(NMR)は喫煙量と関連し、NMRが高い人は禁煙に困難を伴うことが示唆されている。米・Oregon State UniversityのSarah S. Dermody氏らは、アルコール使用障害(AUD:飲酒による重度障害)治療中の患者を対象に、NMRが飲酒量の変化に伴ってどう変化するかを検討。禁煙したいと考える大量飲酒者は、飲酒量を減らせば禁煙にも有益である可能性が示されたとNicotine Tob Res(2018年12月17日オンライン版)に報告した。