日本国際賞に螺旋高分子初合成の岡本氏ら

 公益財団法人・国際科学技術財団は本日(1月16日)記者会見を開き、2019年(第35回)日本国際賞の受賞者2人を発表した。「物質・材料、生産」の分野では、名古屋大学特別招聘教授の岡本佳男氏、「生物生産、生態・環境」の分野では、土壤浸食の防止と生物生産の安定化を両立する不耕起栽培法の実証、普及に努めた米・Ohio State University特別栄誉教授のRattan Lal氏が受賞者に選ばれた。岡本氏は、医薬品などを高精度、高効率に作製するために必要な、一方巻き螺旋高分子を世界で初めて合成したなどの業績が評価されて受賞した。