血小板減少性紫斑病に有効なナノボディ

 英・University College London HospitalsのMarie Scully氏らは、抗von Willebrand因子ヒト化単一可変領域免疫グロブリン(ナノボディ)の1つであるcaplacizumabの後天性血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)に対する効果を第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験HERCULESで検討。その結果、caplacizumabはプラセボよりも迅速に後天性TTP患者の血小板数を正常値に回復させたとN Engl J Med2019年1月9日オンライン版)に発表した。