日本初のサルコペニアGL、そのポイントは

 わが国の高齢化は急速に進んでおり、2025年には65歳以上の高齢者が全人口の30.5%に達すると予測されている。それに伴い重要度を増しているのが、加齢による骨格筋量の減少や筋力・身体機能の低下といったサルコペニアへの対策だ。2017年12月には、日本サルコペニア・フレイル学会が日本初の『サルコペニア診療ガイドライン(GL)』を策定、刊行した。第53回日本成人病(生活習慣病)学会(1月12〜13日)では、GL作成委員長を務めた国立長寿医療研究センター病院長の荒井秀典氏が登壇し、GLの概要や診療の展望などについて説明した。(関連記事:「医原性サルコペニアの防止」「サルコペニア、フレイルを適切に評価するには」)