「世代内扶養」は団塊世代の責務

 1月12日、NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークと地域医療研究会の合同大会プレ大会として、シンポジウム「2019団塊・君たち・未来」が東京大学安田講堂で開かれた(関連記事「あれから50年の東大安田講堂で医療と介護の未来を語る!」)。その中心テーマは、地域包括ケアの未来と団塊世代の関わりであった。そこで、「団塊世代の責務」と題する講演で高齢者同士が支え合う「世代内扶養」という概念を提案した、淑徳大学総合福祉学部教授(社会保障論、社会福祉学)の結城康博氏の主張を紹介する。