アスピリン常用、出血リスクが効果を相殺
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英・King's College London/Imperial College LondonのSean L. Zheng氏らは、アスピリン使用による心血管イベントの予防効果を非使用群と比較したランダム化比較試験(RCT)13件、計16万例超のシステマチックレビューとメタ解析を実施。その結果、心血管疾患(CVD)の既往がない患者では、アスピリンの心血管イベント予防効果は小さく、深刻な出血リスクが上昇することでその効果は相殺されることが示されたとJAMA(2019; 321: 277-287)に発表した。(関連記事「アスピリンの初発予防が有効な患者像は?」「健康な高齢者に低用量アスピリンの効果なし」「アスピリンに初発予防効果も安全性に懸念」)