日本発の手術支援ロボットの開発進む

 近年、医療機器市場は拡大傾向にあるが、その多くは海外製品であるため、日本で最近機器による治療が行えるようになるまでにタイムラグが生じてしまう。このような中、わが国が得意とする軟性内視鏡とロボット技術の融合により、小型で操作性に優れ、低侵襲・高精度の軟性内視鏡手術システム(Flexible Endoscopic Surgical System;FESS)の開発が進められている。2月7日に慶應義塾大学で行われた記者発表会では、同大学病院病院長/外科学(一般・消化器)教室教授の北川雄光氏がFESSを概説、同教室専任講師の和田則仁氏は非臨床試作モデルのデモンストレーションを行った。