英国のEU離脱が心血管疾患死を招く恐れ
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英国の欧州連合(EU)からの離脱(Brexit)の期限を来月(2019年3月)末に控える中、英国政府とEUが取り決めた離脱合意案が英議会で否決され、EUとの間で条件を定めずに離脱する「合意なき離脱」となれば英国経済や政治面への影響はさらに拡大するものと懸念されている。今回、それを上回るBrexitの影響が英国民の健康問題に及ぼす可能性が報告された。英・Imperial College LondonのParaskevi Seferidi氏は、Brexitが推し進められれば、輸入果物や野菜の価格が上昇するため摂取量が減少し、これにより心血管疾患や脳卒中による死亡が引き起こされる可能性があることを、BMJ Open(2019; 9: e026966)に報告した。