見逃されやすい女性の発達障害

 近年、発達障害についてマスコミなどで取り上げられる機会が増え、医学的エビデンスも蓄積してきた。しかし、発達障害の性差については認識もエビデンスも十分ではないとされる。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所客員研究員でお茶の水女子大学人間発達教育科学研究所客員教授の神尾陽子氏は「女性の発達障害は見逃されやすく、周囲の気付きを高めることが必要」と第12回日本性差医学・医療学会(1月19〜20日)で述べた。