早期精巣がんへの補助療法、精子に影響せず

 精巣がんは若年男性に発症しやすく、治療に伴う精子の形成障害が問題となっている。スウェーデン・Karolinska InstituteのKristina Weibring氏らは、精巣がん臨床病期ステージⅠ(CSI)の患者を対象に、精巣摘除術後の補助療法が精子の産生に及ぼす影響について検討。その結果、総精子数(TSN)および精子濃度(SC)への長期的な影響は見られなかったと、Ann Oncol2019; pii: mdz017)に発表した。