糖尿病ではω-6脂肪酸摂取が高血圧リスクに

 金沢大学の研究チームは、日本人600例超を対象にした横断研究で食事からのn-6系(ω-6)脂肪酸の摂取と高血圧の関連を検討。その結果、食事からのω-6脂肪酸の摂取量増加は、健康な人では高血圧の予防と治療に有用な可能性があるが、糖尿病患者では同様の効果がなく高血圧リスクを上昇させる可能性があることが示された。詳細は同大学環境生態医学・公衆衛生学教授の中村裕之氏らがNutrients(2018; 10: E1825)に発表した。