世界の小児がん、約半数が未診断

 米・Harvard T.H. Chan School of Public HealthのZachary J. Ward氏らは、独自に開発したシミュレーションモデルを用いて世界200カ国・地域の小児がん罹患率を検討。その結果、2015年時点で世界の小児がん患者39万7,000例の約半数が未診断・未治療で、保健システムがこのまま改善されなければ2015~30年に43%が見逃されるとの推定結果をLancet Oncol2019年2月26日オンライン版)に発表した。