デュラグルチドで心血管イベントが抑制

 心血管疾患の既往歴がない患者が約7割を占める2型糖尿病患者群において、GLP-1受容体作動薬デュラグルチド群ではプラセボ群に比べて主要心血管イベント(MACE:心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中の複合)が有意に減少することが示された。カナダ・McMaster UniversityのHertzel C. Gerstein氏らが、デュラグルチドの効果をプラセボと比較した国際多施設ランダム化比較試験Researching Cardiovascular Events with a Weekly Incretin in Diabetes(REWIND)の結果を第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で発表。詳細はLancet(2019年6月10日オンライン版)に同時掲載された。