先天性心疾患でがんリスク2倍超

 新生児の約1%で発症するとされる先天性心疾患(Congenital Heart Disease;CHD)。スウェーデン・University of GothenburgのZacharias Mandalenakis氏らが行った、24万例超を対象に41歳まで追跡した前向きコホート研究によると、健康人と比べてCHD患者では将来のがん発症リスクが2倍超であることが分かったとして、JAMA Netw Open2019; 2: e196762)に報告した。同氏らは「CHD患者を対象とした系統的がんスクリーニングが検討されるだろう」と述べている。