ガイドラインを精神科の実臨床で生かすには

『統合失調症薬物治療ガイドライン』や『うつ病治療ガイドライン』など、精神科領域でも各種のガイドライン(GL)が存在するが、実臨床の中で十分に活用されているとはいえないのが実情だ。そこで、精神科医療におけるGLの普及と教育を目的に立ち上げられた「EGUIDEプロジェクト」では、定期的に精神科医を対象とした講習会を開催し、その効果について検討を行っている。第115回日本精神神経学会(6月20〜22日)で国立精神・神経医療研究センターの橋本亮太氏、兵庫医科大学の山田恒氏らは、同プロジェクトの一環として、架空症例を用いた少人数でのグループディスカッションを行うワークショップを開催した。