TNFα阻害薬による重篤感染症、小児では?

 炎症性腸疾患(IBD)治療時の腫瘍壊死因子(TNF)α阻害薬使用と重篤な感染症リスク上昇の関連は、これまでに成人を対象とした研究で示されていた。しかし、デンマークの全国レジストリに基づく新研究の結果、小児においては両者の関連が認められなかった。スウェーデン・Karolinska InstitutetのViktor Wintzell氏らがLancet Gastroenterol Hepatol(2019年9月4日オンライン版)に報告した。