睡眠時無呼吸に薬物併用療法が奏功

 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者に対する選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬アトモキセチンとムスカリン受容体拮抗薬オキシブチニンの就寝前投与が、無呼吸低呼吸指数(AHI)などOSAの臨床指標を有意に改善した。米国・Harvard University/Brigham & Women's HospitalのLuigi Taranto-Montemurro氏が、第29回欧州呼吸器学会(ERS 2019、9月28日~10月2日、マドリード)で報告した。OSAに対し、薬物療法の有効性を示唆する報告として注目される。