ギラン・バレー症候群の新薬、第Ⅲ相試験へ

 千葉大学と近畿大学などの研究グループが行った、重症のギラン・バレー症候群(GBS)に対するエクリズマブの有効性および安全性を検討した第Ⅱ相試験JET-GBSの結果が昨年(2018年)にLancet Neurol2018; 17: 519-529)で報告された。25年ぶりに新規治療法の可能性を示すとし、注目を集めている(関連記事:「ギラン・バレー症候群に新規治療の可能性」「ギラン・バレー、日本から国際標準治療を」)。第31回日本神経免疫学会(9月26~27日)では、筆頭著者である千葉大学大学院神経内科学准教授の三澤園子氏が、実用化に向けて展望を語った。