ACE阻害薬の効果・安全性は利尿薬に劣る

 第一選択の降圧薬として最も処方頻度が高いACE阻害薬は、処方頻度が低いサイアザイド系利尿薬および類似薬(以下、サイアザイド系利尿薬)と比べて心血管イベントの予防効果が低く、副作用も多いことが示された。米・University of California, Los AngelesのMarc A. Suchard氏らが、高血圧患者490万例を対象としたビッグデータを解析。その結果をLancet(2019年10月24日オンライン版)に発表した。