ロキサデュスタットは透析未導入CKDにも有効

 ロキサデュスタットは慢性腎臓病(CKD)患者の腎性貧血を改善するファースト・イン・クラスの低酸素誘導因子(HIF)プロリン水酸化酵素(PH)阻害薬で、日本では今年(2019年)9月に透析期の腎性貧血に対し承認されている(関連記事:透析期の腎性貧血に新経口治療薬)。米・Northwell HealthのSteven Fishbane氏らは、非透析依存性CKD(NDD-CKD)患者を対象としたロキサデュスタットの国際共同第Ⅲ相ランダム化比較試験OLYMPUSの結果を米国腎臓学会腎臓週間(ASN Kidney Week 2019、11月5〜10日、ワシントンD.C.)で発表。同薬がNDD-CKD患者においてヘモグロビン(Hb)を増加し、レスキュー療法を大幅に減らしたと報告した。