骨密度で評価されない骨折リスクの指標は?

 JOINT-04研究は、骨粗鬆症治療薬のビスホスホネート製剤ミノドロン酸と選択的エストロゲンモジュレーター(SERM)ラロキシフェンの骨折抑制効果などを比較した日本の医師主導臨床研究。同研究では、新規骨折のリスクを予測するベースライン時の血液バイオマーカーについても検討された。第21回日本骨粗鬆症学会(10月11~13日)会長を務めた鳥取大学保健学科教授の萩野浩氏は、骨折リスクの予測に有益な可能性がある骨密度以外の血液バイオマーカーを、学会初日に開かれた同研究会Annual meetingで報告した。