ARNIの有効性を日本の心不全患者でも確認

 アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)バルサルタンとネプリライシン阻害薬の化合物であるサクビトリルバルサルタン(ARNI)は、多数の臨床試験により、その有効性と安全性が検討されてきた。九州大学循環器内科学教授の筒井裕之氏は、左室駆出率(LVEF)が低下した心不全(HFrEF)の日本人患者を対象に、その有効性と安全性を検討したPARALLEL-HF試験の結果を報告。サクビトリルバルサルタンの有効性、忍容性が日本人HFrEF患者でも認められたと第23回日本心不全学会(10月4~6日)で報告した(関連記事「要注目の心不全治療薬、治療機器は?」)。