コルヒチンが心筋梗塞後CVイベントを抑制

 古くから痛風治療に用いられる抗炎症薬コルヒチンが、心血管保護作用を有する可能性が出てきた。カナダ・Montreal Heart InstituteのJean-Claude Tardif氏らが心筋梗塞後患者を対象に実施したランダム化比較試験(RCT)COLCOTにおいて、低用量コルヒチンはプラセボに比べて心血管イベント発生を有意に抑制したという。結果は、米国心臓協会学術集会(AHA 2019、11月16~18日、フィラデルフィア)で発表、N Engl J Med2019年11月16日オンライン版)に同時掲載された。