帯状疱疹ワクチンで群発頭痛の9割が改善

 反復性群発頭痛(Episodic cluster headache;ECH)には水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella Zoster Virus;VZV)の関与が示唆されている。東京女子医科大学脳神経外科客員教授の清水俊彦氏は、2007年にECH患者ではVZV抗体価が高いことを発表。その後、VZVワクチンの群発頭痛予防効果に関する研究を重ねている。第47回日本頭痛学会(11月15~16日)では、最新の検討を発表。VZVワクチン投与によりECH患者の9割で発作の改善が得られたと報告し、群発頭痛の再発を予防するためにはIgG抗体の定期的な測定や、VZVワクチンの投与が推奨されると述べた。