CT関連放射線被曝で成人のがんリスク上昇

 CTによる医療放射線被曝が、成人の甲状腺がんと白血病の発症リスク上昇に関連している。台湾・Taipei Medical UniversityのYu-Hsuan Shao氏らは、国民健康保険データベースの解析結果をJNCI Cancer Spectr2019年11月19日オンライン版)に報告した。特に45歳以下の若年成人や女性でCT関連発がんリスクが高いことも明らかになったとして、医療放射線被曝量を低減する対策の必要性を強調している。(関連記事「小児期のCT検査で脳腫瘍リスクが上昇」)